私たちがX9に求めたもの。それは、ひと言で言えば「プロが使えるパーソナル3Dプリンタ」に他なりません。モノづくりの現場、未来のデザイナーを育成する教育機関など、パーソナルユースを超えたシーンにおいて要求される3Dプリンタのファクターをあらためて検証し、低価格3Dプリンタと呼ばれる限られたコスト領域の中で何を優先させるべきかを愚直に追求した、私たちのひとつの答えです。





X9は、3軸のシャフト、リニアブッシュ、プーリー、そしてステッピングモーターに至るまで、ありとあらゆるコンポーネントを刷新しています。そして、それらが新たな基本構造に加わることで、X9の優れた造形精度を実現しています。



X9の積層ピッチは、最小で50ミクロン(0.05mm)です。高額な工業用3Dプリンタに迫るこの精緻な積層ピッチは、熱溶解積層方式のパーソナル3Dプリンタでは、実質世界最高クラスと言っても過言ではありません。X9は、量産製品の加工とほぼ同レベルの精度の実現によって、よりリアリティの高いプロトタイプの製作を可能にします。



オブジェクトの最大造形サイズは、230×200×170mm(高さ×幅×奥行き)。これは従来モデル(C170)との容積比で、おそよ2倍に相当します。X9は、従来のパーソナル3Dプリンタでは難しかった大規模な造形を実現することによって、プロダクトデザインはもとより、キャラクターデザイン、建築デザインなど、幅広い分野での活用を可能にしています。

大規模なオブジェクトの製作を可能にしたにも関わらず、X9の本体サイズは、従来モデルからそれほど変わっていません。必要設置面積では、わずか1割増ほどです。



X9のエクストルーダは、本体背面にセットされたフィラメントフィーダと造形エリアを縦横無尽に走るエクストルーダヘッドで構成されています。この分割構造によってもたらされたヘッドの小型軽量化は、反復稼動時に微妙に生じるヘッドのオーバーランを抑えるとともに、限られたスペースに大規模なオブジェクトの造形を可能にします。

エクストルーダヘッドのホットエンド(ノズル)は、簡単に取り外しができるように設計されています。3Dプリンタで最も多いトラブルとされる“ノズル詰まり”(*1,2)が生じた場合のメンテナンスのしやすさもX9の大きな特長のひとつです。

*1 フィラメントの強引な引き抜きは、ノズル詰まりの原因になります。フィラメントを抜き出す際は、付属の取扱説明書等の指示に従い、正しく行ってください。
*2 フィラメントは、SCOOVO純正品を必ずお使いください。純正品以外のフィラメントをご使用になられたことによって生じた故障は、無償保証の対象外となります。



X9に合計4つ搭載されているステッピングモーターには、多くの実績と高い信頼性を誇る日本メーカー品を厳選して採用しています。そして、それは従来モデルに比べ、精密性、静音性、軽量化、長寿命等あらゆる性能を凌駕します。



2本のシャフトと台形ネジで構成されたZ軸には、そのいずれにも日本製で太径のM12規格(直径12ミリ仕様)を惜しげもなく採用しています。執拗に拘ったZ軸シャフトと台形ネジは、重量感のあるヒーテッドベッドを堅実に支え、X9の高精細なレイヤーの礎となっています。



エクストルーダヘッドのノズルの左右には、冷却性に優れる2つのファンとヒートシンクを装備し、ノズル内部の熱上昇によるフィラメントの詰まりを抑制しています。また、およそ10度の傾斜をつけたファンによって下方に押し出されたエアフローが、オブジェクトを即時冷却し、スピーディな造形をアシストします。



X9のヒーテッドベッドには、国産のシリコンラバー製ヒートパッドを採用しています。従来型のプリント基板タイプに比べ、高い熱伝導性、耐久性を誇るこのヒートパッドは、ウォームアップの時短に寄与するばかりでなく、省エネや安全性にも秀でています。



細密なセッティングが要求されるベッドとノズルのクリアランス調整は、独自のロックナット付きアジャストスクリューがサポートします。ドライバー等の道具を必要とせず、指先で調整が可能なこの新機構が、従来モデルに比べ、より絶妙な調整を容易にし、煩わしい再調整の頻度も低減します。



X9の本体には、その構成のおよそ9割に日本製の部品を採用しています。いたずらなコストダウンを行わず、高い実績を誇る日本製の部品構成比率を上げることにより、X9は造形精度と信頼性を高めています。



X9は、従来モデルで採用したPLAのほか、量産製品でも広く使われるABSのフィラメントにも対応しています。2種類のマテリアルに対応することにより、個人での利用はもとより、本格的なモノづくりにおけるプロトタイプの製作にも適応します。



アクリロニトリル、ブタジエン、スチレンの共重合合成樹脂。衝撃に強く、表面の美観や印刷特性にも優れるため、一般的なプラスチックのひとつとして量産製品に広く使われ、普及しています。

メリット
剛性、加工性、耐衝撃性等のバランスに優れ、造形後の表面仕上げや塗装にも適している。

デメリット
熱による収縮率が高いため、造形中にオブジェクトが反りやすい傾向がある。

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トウモロコシ、イモ類、サトウキビ等の植物由来のプラスチック。溶解する際に生じる悪臭が少なく、最終的に二酸化炭素と水に分解されるエコ素材のため、家庭でも安心してご利用いただけます。

メリット
熱による変形が少ないため、比較的大きなオブジェクトの造形に適している。

デメリット
粘性が低く、硬質なため、造形後に表面仕上げを行いたいオブジェクトの製作には不向き。

PLAフィラメントの詳細・ご購入はこちら >>



SCOOVO X9の純正フィラメントは、高品質でありながら低価格でご提供しています。海外メーカーの3Dプリンタと比べてランニングコストが低いこともSCOOVO X9の特長です。
* SCOOVO X9には、純正フィラメントを必ずお使いください。純正品以外のフィラメントをご使用になられたことによって生じた故障は、無償保証の対象外となります。



かんたん設定

X9にバンドルされたプリント制御ソフト
SCOOVO Studio(スクーボスタジオ)は、誰にでも簡単にオブジェクトをプリントすることができます。かんたん設定では、インクジェットプリンタでペーパー印刷をするように、お好みのプリント設定を選択するだけの簡単操作。従来の制御ソフトのような煩わしい設定も、海外製3Dプリンタのように英語に悩まされる心配も、もういりません。

アドバンス設定

アドバンス設定では、詳細な出力条件を個別に設定することにより、積層スピードを速めたり、さらに高精度なプリントに挑戦したり、3Dプリントを自在にマネジメントすることができます。エキスパートユーザー向けのマニュアル設定です。



英語の取扱説明書が付属されていることの多い海外メーカーの3Dプリンタに対し、X9は、わかりやすい日本語マニュアルを装備しています。そのため、はじめて3Dプリンタをお使いになる方でも安心して操作することができます。



X9は、当社のスタッフによって設計され、国内の製造工場で日本人によって生産されています。ご購入後のお問い合わせに対するご回答やアフターサポートが迅速かつ的確に行なえる理由もここにあります。



X9には、日本製ならではの1年間無償保証をお付けしています。また、無償保証期間終了後も海外メーカーの製品に比べ、安価で迅速なアフターサポートをご提供いたします。(海外メーカー品の修理には、高額な国際運賃や長い修理期間を要すことが一般的です。また、保証が付帯しない製品も少なくありません。)

* 本ページに使われている画像、映像、イラストはイメージです。 * 本ページに記載されている製品名、社名、規格名、ロゴマーク等は、各社、各団体等の商標または登録商標です。 * 製品の仕様は将来改良のため予告なく変更する場合があります。